親としての姿
ご訪問頂きありがとうございます。
台風も、夜のうちに通り過ぎ、今は風も弱く、雨もあがっています。
私は、子供がある程度大きくなるまで、父親(夫)の事を悪く言ったり、
おこないを否定するような事は、言わないようにしていました。
父親に対して、悪い先入観を持たせてはいけないと思ったからです。
(今は母子して、ボロカスに言ってますが)
たぶんそれは、亡くなった私の両親の姿を見ていて、自然にそうしていたんだと思います。
私の長兄が小学校高学年の時、作文で「両親の喧嘩をするところを見た事が無い」と書いたらしい。
先生が母にそれを言うと(信じられないと思ったようです)
母は「子供達の前では、言い争うような事はしないと、夫婦で決めてます」と言ったそうです。(父から聞きました)
でも、私達も大きくなって来ると、
言い争いはしてないが、両親が口をきかない日が2、3日続くと、喧嘩してる?と察するようにはなってました。
本当に喧嘩をしていたとしても、実際に言い争う両親の姿を見るよりは、
穏やかな気持ちでいられたのではないかと思います。
そんな両親は、お互いを悪く言う事はありませんでした。
だか、夫にはそういう配慮は、全く無かったです。
子供達の前でも、平気で「馬鹿が」と言う言葉をぶつけて来ました。
思えば、田舎に帰った時、夫と兄弟の会話は、
「馬鹿」と言われたら、負けじと言い返す、
喧嘩腰のように言いあっていたように感じました。
何度止めてと言っても、なかなか改まる事は無かったです。
言ってる本人は、単なる口ぐせで、何の意味も無かったのかもしれません。
でもわたしは、「バカ」の語感のきつさがいやでした。
語感の中に、蔑みを感じました。
だから、子供達の前で、自分の妻を、子供達の母親を馬鹿呼ばわりする、
その神経が、私は堪らなく嫌でした。
そんな夫も、やっと今は「馬鹿」と言わなくなりました。
何より良かったのは、息子がその言葉を言わない事です。
(嫌がる私の姿を、チャンと見ていてくれたんでしょうか)
最後までお読み頂きありがとうございました。