心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

夫の物差し

ご訪問ありがとうございます。


起きると、少しヒンヤリ。

今日の朝は温かい紅茶にします。



ブログを始めて2週間。

読み返してみると、

夫への、不平不満ばかり (^_^;)


でも、ブログに書くことで、自分の気持ちに気付かされています。


昔、(っていつ!) 何かで、言い争いになった時、

何でそんな事を言うのかと聞くと

「浮気もしない、チャンと家に金も入れている

何が文句あるんだ。十分だろう」と言われた。


えっ!それだけが夫の役割?と思ったが、

それがこの人の

夫、父親としての役割の、物差しだったのだろう。


夫の父親は、夫が子供の頃から

他の女性の所に入り浸り、家に帰って来なかったらしい。

当然、お金も入れない。


そんな事を繰り返す父親を、

夫は、他の兄弟と一緒に、家から追い出し、

母親に、父親と離婚するよう言ったそうだ。

夫が高校生の時の事だ。


大学も奨学金で行き、仕送りも無く

アルバイトをしながら、何とか卒業できたと言っていた。

お金が無くて、食べる物が無くなると

親戚の叔母の所に行って、ご飯を食べさせて貰った。

今でも、その叔母には感謝していると言う。


そんな自分の事を思うと、

贅沢な事を言うな、と言いたいのだろう。


前のブログにも書いた、

「文句が有るなら出て行け、誰のおかげで飯が食える」の言葉を言ってしまった気持ちも、

少しだか、頷ける気もする。


人は何かを考え、行動する時、

まずは、自分の経験や知識が、その基本となるのだろう。


でも、その先にあるものを見ようとしなければ、

新しい何かに出会える事は、無いのではないだろうか。


夫の事が、ちょっと可哀想に思ったことを覚えている。


そんな夫も、孫たちには甘い。

今日も、新しくopenするケーキ屋さんのチラシを見て、

「今度の土曜日ケーキを買って、持って行こう」と言っている。


夫は、少しずつ変わろうとしている。


最後までお読み頂きありがとうございました。