心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

モヤモヤPart2

先日アップした『なんだかモヤモヤするなぁ』を読み返して


あれ〜?


モヤモヤしてた事、まだ他にも有ったような〜


なんか足りない?!と一日中モヤモヤしてました。


思い出しました!


モヤモヤPart2です。


義母さんの納骨式は11月に行ないました。

夫は義兄から何度も帰って来いと言われてましたが、


足が痛くて行けないと断りました。


息子も一緒だから、行けない訳ではないんですが、


夫は杖をついて、ヨタヨタ歩く姿を


義兄達に見られたくなかったんだと思います。



今までの経験上


義兄たちは、きっとそんな姿の夫に


容赦のないキツイ言葉を投げるでしょう。



結局息子だけが、我が家を代表して帰りました。


そして、納骨の様子を動画に撮って来ました。


そこに写っていた、5年振りくらいに見る義兄や義弟は


とても年をとっているように見えました。


「お父さん、やっぱり帰ったらよかったね。」と私が言うと


夫はちょっとショックを受けた様で、暗い顔で「うん」と言いました。


そして動画を見進めて行くと


そこには私にとって別の意味でショックなことがありました。


田舎では、骨壷ごとお墓に入れます。


私の両親のお墓はお骨を骨壷から袋に移し納骨しました。


次女の婿さんの実家では、骨壷をひっくり返して


そのままバラバラと入れたそうです。(えーって思いました)


さて、義母さんのお骨ですが、


骨壷には、それが誰のかが分かるように名札みたいのを貼ってました。



その名札の名前が夫と同じ苗字だったんです。



義母さんは夫が高校生の時に離婚して、旧姓に戻ってます。


何度も浮気繰り返して、家に帰って来ない父親を


高校生だった息子達が追い出す様な形で、離婚に至ったそうです。


それからは、一人商売をしながら息子達を大学に行かせ


苦労をしたそうです。


それなのに、なんでこの苗字に戻す?


お墓を作るという話が夫から出た時、


私は苗字の違う義母さんを夫の「○○家の墓」に入れられるのか、


入れる事を本家が了承するんだろうか、と心配してましたが、


そんな話は一度も義兄からされたことは無く


なんとかなったんだろうと、思っていました。


それが、お墓の横にある墓誌の名前も○○✕✕子になっているんです。


散々苦労させられた思いしかない夫の苗字になんで今更戻すのか。


そうしなければ入れて貰えなかったのか。


それなら私が義兄や夫なら


母と兄弟3人と義兄の妻、娘だけが入るんだから


誰に遠慮する必要も無い、別の所にお墓を作ると思う。


でも、夫たち兄弟は本家の墓地に並ぶそれはそれは立派なお墓の列


 (初めて先祖のお墓って案内されて、連れて行かれたのが、

  高さ3m以上は有りそうな一枚岩の大きな墓石でした。

  そこには昭和4年に亡くなった、夫の高祖父(ひいひいおじいさん)一人が埋葬されていて、

  横には少し小さい高祖母のお墓がありました。


  まるで、神社なんかにある「戦没者慰霊碑」みたいなお墓でした。


  そしてその周りには一族のお墓が並んでました。)



夫たちは端っこでもいいから、そこの列に加わりたかったんだと思います。


没落しても、そこに並ぶことが○○家の一員の証しだから。



でも、○○という名札を付けられた骨壷の中で


義母さんは何を思っているんだろう。


なんかモヤモヤします。



あぁやっぱり、夫と同じお墓には入りたくない!という思いを

改めて強くしました。