心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

4年後の私って

私は夫と4つ年が離れています。


今の夫の姿を見ていると、


4年後の私もこうなっているのだろうか、と不安になります。  




私は90歳を過ぎた父を3年程面倒を看ました。



もう90を過ぎていたので、その頃は年相応に


いろんな所に支障をきたしていましたが


80代の頃までは一人で九州から東京や大阪に


飛行機で来れるほどしっかりしてました。



一人で暮らせていたし、年に1,2回帰省した時も


男の一人暮らしの割には、家の中も片付いていて、


特に不安に感じる事もありませんでした。



なので私は、70を過ぎた人が、


身体だけではなく、頭の方もどんな風になって行くのかを


身近で見たことがありませんでした。


そして今、日頃の夫の姿に、自分も4年後はこんなふうになっているかも、と


不安に思うんです。


① 言葉や物の名前が出て来ない


  夫は昔から「あれ、それ」で話しをする人で

  私も「あれ、それ」が何かが分かるので、それで事足りてました。

  でも、それではいけないな、と思い「あれではわからん!」と

  ちゃんと固有名詞を言わせるようにしていたんです。

  だから会話に時間がかかるんですわ  (´-﹏-`;)

  先日はとうとうその固有名詞が出て来なくて「もういい!」と

  諦めてしまいました。


②  言い間違いをしているのに気付かない

    

        話しをしていて、明らかにいい間違えてると思う時

  それに気付く様「えっ、そうなん?」と何度も聞き直したり、

  気が付くように話しを持って行くけど、結局指摘しないと気付かない。


③  今した事を忘れる

       

      今目の前で片付けたのに、「無い、無い」と探す

  最初は冗談かと思ったが、言われて「あっ」と気付く


こんな事は、自分にも有ることですが

結構な頻度で起きると、『お父さん大丈夫?』って

心配になると同時に、自分もこうなっていくんだろうなぁと

不安と同時に哀しくもなります。

  

それでも会社ではちゃんと仕事をしているようです。

  (本人申告なので?ですが)



時間はみんなに平等に流れています。


そして今までの出来ていた事ができなくなる


それが老いるということで、


老いていくのは自然なのことだと思います。


でも、「老いる」というのは残酷だなぁ。



以前父が「早く、何もかも分からなくなった方が楽だ」と


言った事があります。


それって、分るけどとても切ない(´ . .̫ . `)