心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

奈良国立博物館

奈良国立博物館に


『聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ』を見に行って来ました。


               博物館のパンフレットより


電車が混まない内にと7時前に家をでました。


近鉄奈良駅に着いたのが8時30分、開館まで1時間もあったので


            近鉄奈良駅前



         おなじみの鹿


博物館の向かいにある氷室神社に行きました。


              氷室神社の御朱印


博物館の裏にある梅林にも行きました。


          ちょっとしょぼい



  奈良国立博物館 / 西館 後からつけた玄関が邪魔で建物の全体像が見えないよ〜(´ . .̫ . `)



そしていよいよ東館で行われている


『聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ』に。


   聖林寺のHPより画像をお借りしました



この仏様はガラスケースに入っていなかったので、


肩にかかった衣の繊細なひだ、腕から下に流れている衣の美しい曲線を本当に間近で見ることができました。



この仏様の全体像はとても美しいと思いましたが、


お顔はやはり円成寺の大日如来像の方が好きです



       十一面観音


          円成寺の大日如来像 HPより


その他に


 


地蔵菩薩立像もありました。


このお顔はとても人間的でホッとするお顔です。


この地蔵菩薩立象と十一面観音菩薩立像は、江戸時代までは、三輪山を御神体とする大神神社(おおみわじんじゃ)の


境内にあった大御輪寺(だいごりんじ)に安置されていました。



明治になり新政府の発した神仏分離令によって、神社にあった仏像や仏具など仏教的なものが排除され


地蔵菩薩と十一面観音像は聖林寺に移され、後に地蔵菩薩像は聖林寺から法隆寺に移されました。



この2軀の仏様は、久しぶりのご対面となったんですね。



平日だったので、人も少なくゆっくりと見て回ることができました。



そして、このチケットで西館の、なら仏像館で開催されている


特別公開 金峯山寺仁王門 金剛力士立像も見ることができました。



重要文化財 木造金剛力士立像(こんごうりきしりゅうぞう)2軀は、


金峯山寺仁王門(国宝)に安置される像高5メートルに達する巨像です。



この2軀は写真撮影OKだったので、遠慮なくパシャパシャして来ました。

    (十一面観音が撮りたかったなぁ)





大きい!とにかく大きい!




近づいて下から見上げるとすごい迫力です。




全て見終わって2時間半が経っていました。


久しぶりに充実した時間を過ごせました。


しかし、展示物としてそこに立つと、仏様ではなく仏像としてみてしまいます。


聖林寺に立つ十一面観音像を前にしたら、自然と手を合わせているんでしょうね。