人はみな 独り
私は学生時代、学校の寮にいました。
そして、そのまま家に帰らず就職して
独り暮らしを始めました。
会社の先輩に
「私は寂しくて、独り暮らしは無理! 寂しくない?」と
聞かれたことがありました。
私は
「全然」と答え
『寂しいなんて思ったら、独り暮らしなんてできない。』と
思った記憶があります。
なんて不遜な!
あの頃は、仕事をする事に必死だったし
未来に何かが待っているようなそんな思い、期待があったんでしょうか・・・
若かっなぁ (^_^;)
一遍上人の言葉に
『生ぜしもひとりなり、死するも独なり
されば人と共に住するも独りなり、そいはつべき人なき故なり』
と言うのがあります。
(瀬戸内寂聴さんの好きな言葉ですね。)
この言葉のように、
生まれてくる時も、死ぬ時も一人、
分かっているつもりでも、やはり一人は寂しくて
だから、誰かに私の事を分かって欲しい、
誰かと思いを一緒にしたいと思うのではないでしょうか。
そして、『どうして分かってくれないの?』と
相手に期待しすぎて、それが満たされず孤独だと感じるのかも。
( 分かりあう努力が無駄だ、と言っているのではありませんよ。^^;)
そばに誰がいても、結局人はみな独りなんだ、
一人だからこそ得られる自由な時間、
その時間を楽しむ何かを見つけられたら、
そう、、独りも、寂しさも、受け入れられる。
きっと、怖くない。
最後までお読み頂きありがとうございました。