心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

人はみな 独り

私は学生時代、学校の寮にいました。


そして、そのまま家に帰らず就職して

独り暮らしを始めました。


会社の先輩に

「私は寂しくて、独り暮らしは無理! 寂しくない?」と

聞かれたことがありました。


私は

「全然」と答え

『寂しいなんて思ったら、独り暮らしなんてできない。』と

思った記憶があります。


なんて不遜な!

あの頃は、仕事をする事に必死だったし

未来に何かが待っているようなそんな思い、期待があったんでしょうか・・・

若かっなぁ (^_^;)


一遍上人の言葉に


生ぜしもひとりなり、死するも独なり

 されば人と共に住するも独りなり、そいはつべき人なき故なり』


と言うのがあります。

(瀬戸内寂聴さんの好きな言葉ですね。)


この言葉のように、

生まれてくる時も、死ぬ時も一人、

分かっているつもりでも、やはり一人は寂しくて

だから、誰かに私の事を分かって欲しい、

誰かと思いを一緒にしたいと思うのではないでしょうか。


そして、『どうして分かってくれないの?』と

相手に期待しすぎて、それが満たされず孤独だと感じるのかも。

( 分かりあう努力が無駄だ、と言っているのではありませんよ。^^;)


そばに誰がいても、結局人はみな独りなんだ、


一人だからこそ得られる自由な時間、


その時間を楽しむ何かを見つけられたら、


そう、、独りも、寂しさも、受け入れられる。 


きっと、怖くない。 


最後までお読み頂きありがとうございました。