立ち去り難い “ 時 ”
円成寺は奈良市内から、少し離れた山の中にありました。
車を降りると、上着がいるくらいヒンヤリとしていました。
境内はそれ程広くは無いですが、池に映る本堂や紅葉がとてもきれいでした。
(なんだか色が変 (._.))
(人が、少ないので、シャッターチャンスはばっちりです)
(御朱印帳を買わなくちゃ (^_^) )
さあ、大日如来像に会いに行きます。
『相應殿』には、それだけが安置されていました。
大きな声で話すおばさん達がいて、ゆっくり見る事ができない💢
おばさん達はそのまま大きな声で話しながら出で行き、やっと独りになれました。
像の前に座り、じっと見つめるました。
外の喧騒が消えシンとした時、私は心が無、空になった様に感じました。
ただじっと、じっーと半眼の目を見つめていました。
ほんの1、2分です。
気がつくと、同年配の女性が後ろに座っていました。
私はすぐに立ち上がり場所を譲りました。
その女性も膝を着き、じっーと見つめていました。
ゾロゾロと何人か入って来たので、その女性は立ち上がり
こちらを向きました。
目が合った時、「立ち去り難いですね」と
思わず声をかけていました。
その女性は「また、来たいですね」と小さく答えてくれました。
静かに向き合っていられた時間は、本当に短いものでしたが、
とても貴重な時を、得る事ができました。
本当に来てよかった。
この後、興福寺にも行きました。
それはまたに。
最後までお読み頂きありがとうございました。