心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

受け入れ難いこと

友人の息子さんが、お嫁さんと上手くいかず別居する事になり、

家に帰って来たそうだ。


友人は2年前にご主人を亡くし、

息子夫婦と暮らしたいと提案したことが有ったので

それが原因かと思い、お嫁さんと会って話しをしたそうだ。


そこで友人は、信じられない事を言われたそうだ。


息子さんが、発達障害のアスペルガー症候群(自閉症スペクトラム症)かも知れないと言うのだ。


本人に全く自覚は無いし、ましてや親である友人も、育てて来て

多少の違和感は有ったかもしれないが、そんな事考えた事も無かった。


息子さんは私の長女と小中学校が一緒の40歳、この世代の子供の頃は、発達障害なんていう言葉も無かったし、

人見知りが強い子位にしか、周りも思っていなかった。


普通に大学に行き、普通に就職しているので(何度か転職している)

信じられなかったと言っていた。


しかしお嫁さんから見せられたノートには

今まで言われた事、された事が書かれて有ったそうだ。


実は息子さん夫婦には男の子がいる。


その子が、人とのコミニュケーションが上手く取れず不登校になり、

お嫁さんは悩み、いろんな本を買って調べたり

自分も精神的に不安定になり、病院に行ったそうだ。


そこで子供がアスペルガー症候群の可能性が有ると言われ

その時言われた症状が、そのまま旦那さんに当てはまる事に気付き

先生に相談すると、父親である旦那さんもその可能性はあると言われたそうだ。


思った事をストレートに言う、お嫁さんが傷付いても全く気が付かない。

自分の気持ちを一方的に主張して、人の気持を理解しようとしない。

常に自分のしたい事が優先で、家族と一緒に何かをしようという気持ちが無い。


友人は、息子さんがお嫁さんに対して、自分たちに言った事の無いような

ものの言い方をしているのを何度か見た事が有ったらしい。


そういえば、友人の亡くなったご主人の葬儀の時、参列者が皆泣いているのに、

息子さんとその子供が無表情だった事に、ちょっと違和感を覚えたのを思い出した。


お嫁さんからノートと一緒に貰った本には、息子さんに当てはまる事が幾つか有って

その度に胸が痛くなったと友人は言っていた。



今まで気が付かなかった事を、お嫁さんに詫び

別居に賛成したそうだ。


今息子さんは、友人の家で普通に過ごしている。その様子を見ても発達障害とは思えない。

でも、別居している妻子の事を全然気にしていないし、心配もしていない。

会いたいとも言わないのを見ると、やっぱりそうなのかなぁ。

私はどうしたらいいんだろう、と友人は辛そうだった。


最後までお読み頂きありがとうございました。


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