心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

私にできるだろうか。

夫が昨日、近くに住む84歳の叔母(義母の妹)の顔を、最近見ていないので

ご機嫌伺いの電話をした。


夫「おばはん、元気にしてるか? ん?俺?

俺あかんわ。先週は調子悪くて、ほれ、あの何とかいう車に乗って

あんまり調子悪いんで、大学病院の隣のえーと、なんて言うたかな、

その何とかいう病院に、夜中に救急で診てもらったんだわ。」と

こんなんで叔母さんは、分かったんだろうか。


結局最後まで、調子が悪かったのが腰である事も、何とかいう車が車椅子である事も

言えないままに電話は終わった。


食事の用意をしながら聞いていた私は

そのボケぶりが、かわいそうというより、情けなかった。


そして、優しい気持ちになれない事に

このままボケて行ったら、私はこの人の介護ができるんだろうか、と痛切に思った。


20年ほど前、父の兄を介護していた姪(私のいとこ)に

「介護は自分の為にする事なんだよ。後で後悔しないよう、できる事はしてあげなさい」と

言っていたのを、思い出した。


言っている事は凄く分かる。父の介護を終えて後悔している自分がいるから。


でも、その前に夫に対する別の感情が、介護を邪魔する気がしてならない。


こんな私の介護を受けたら、この人もかわいそうだなと思った。


来たるべき時に備え、

私は自分の心をどう持って行けばいいのだろう。



最後までお読み頂きありがとうございました。


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