心穏やかに生きていきたい。

60代後半、なぁ〜んにも無い日々の中にささやかな何かを見つけて綴って行きます。

老いる

夫は病気治療のためステロイドを飲んでいます。


ステロイドにはいろいろな副作用があり、


骨粗しょう症もその一つです。


そのため予防薬、ボナロンを週に一回服用しています。



夫この薬をよく飲み忘れます。


元々は土曜日の朝に飲むようになっていますが、


それを忘れた時は、翌日の日曜日の朝に飲みます。



そんな場合、次の服用は土曜日に戻すようになっているのに


次の週、日曜日に飲みます。


私「えっ!なんで日曜なん?」


夫「だって、先週飲み忘れて日曜日に飲んだから」


私「それでも、元々の曜日に戻って飲むんだよ」


私達、今までにこの会話を何回もしています。



それが、先週も飲み忘れて日曜日に飲み


ちょうどこの週は、病院に薬を貰いに行く日があって、


帰って来た夫


「先生に聞いたら飲み忘れても、次の週はまた土曜日に飲みなさいって言われた」と言うんです。


うそ!なに、今さらと思い


「その事は今まで何回か言ってるやん」と言うと


夫覚えていません。Σ(゚Д゚)



他でもそんな事が多々あります。



これが老化なんでしょうか(¯―¯٥)



70を超えるとこんなふうになるんでしょうか



私もあと4年もすると(私、夫と4つ違い)こうなっているんでしょうか (._.)



人によって違います、私もそうなるかなんて、だれもわかりません。



でも私が恐いのは、私自身がそれを自覚できなくなることです。




96歳で亡くなった父は、最後の1年呆けて来て、


その父が「呆けて何も分からなくなった方が楽だ」と言いました。



そこまで生きたから、そう思えるのか、


迫りくるボケや死への恐怖を忘れるためなのか、


私にも、なんとなく分かる気がします。



そして、思うのは


老いるというのは、抗えない、受け入れるしかない残酷なものだなぁということです。