相続、欲が事を複雑にする?!
夫には、4人の叔母さんがいます。
その中の1人は、今年92歳になりました。
この叔母さん、他の兄弟の為にずーっと働いて来て40歳頃まで独身でした。
そして一番下の弟が大学卒業してから、子持ちの男性と結婚しました。
その時、既にその子供(息子)は家を出ていて、一度も一緒に暮らしたことは無かったそうです。
だからその息子には、なんの感情も持たなかったようです。
その後ご主人が亡くなり、叔母さんは家と土地を相続して一人で暮らしていました。
叔母さんとその息子さんは養子縁組をしています。
だから叔母さんが亡くなると、その土地建物は息子さんが相続します。
これまでも叔母さんは、息子さんが家を買う時に援助をしたり、と金銭的な援助をして来ました。
ところが最近になって、この息子さんが、自分の息子を叔母さんの養子にしよう、と
言い始めたようです。
なんで???と思ったら、叔母さんと息子さんが養子縁組した時に
既に生まれていた子供(叔母さんの孫にあたる)には、
叔母さんの財産を代襲相続する権利は無いんです。
(養子縁組した後に生まれた孫には、養子本人が亡くなっても代襲相続権は有ります)
ここでまたなんで???です。
どうも、息子さんが考えていたより叔母さんが長生きしていて、
もし自分の方が先に死んだら何も貰えない、と思ったようです。
その息子さん、夫と同じ70歳を過ぎてます。あり得ない話ではないですね。
そうなったら、叔母さんの持ってる土地建物 (建物は無価値です。)は
叔母さんの兄弟、義母を含めた7人(存命なのは女性ばかり3人)の物になります。
だから息子さんも、必死なようです。
でも、叔母さんも狸です。
「何にもわからん!」と呆けたふりをしているようです。
それなら、さっさと売って老人ホームに入る資金にすればいいのに、って
部外者は気楽に考えます。(田舎の土地です、大した金額にはなりません)
何だか、欲が絡むと話がややこしくなりますねぇ(´-﹏-`;)