父の遺した言葉
ふとした時に、父の遺した言葉が蘇ります。
夫の介護が現実味を帯びて来るなか
父の言った
「介護は人の為にするんじゃないよ、自分が後悔しない為にするんだよ。
後から、もっとこうしてあげたらよかったなんて後悔しないよう、
できるだけの事はしてあげなさい」(叔父を介護していた従姉妹に言っていた。)
この言葉が今の私にはとても重いです。
後悔などしない気がします。
40代くらいの時かなぁ、夫に
「あなたが寝たきりになったら、わざと少し離れた所に
はい、どうぞってお茶を置いてあげるね。
飲みたかったら這って行ってね」と
言った事があり、半分本気だったような気がします。
まぁ、でも最近覚悟を決めたから、
もしもの時は、最低限の面倒は見てあげる・つ・も・り・(^_^;)。
だからちよっとだけ安心していいよ。
(最低限なら安心できない? 贅沢言うな!)
また思い出すのは
「男っていうのは、喧嘩になっても、とことんやり込めたらだめだよ。
逃げ道を作ってあげないと、引くに引けなくなるからね」
と言われたことです。
あぁ、だから逃げ道の無くなった夫は
「うるさい!」「だまれ!」「もういい!」「まだ言うんか!」
という言葉で終わらせようとするんだ。
そんな言葉に傷付いていましたが、
私が夫を追い詰めていた?
う〜ん、そうなん?
ふ〜ん、そうなん?
ふ〜ん、傷付くだけあほらしいやん (-_-;)
今更ながら、父の言葉に自分の心の有り様を知るこの頃です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。