通帳の整理を考える
父が亡くなって2年、
先日三回忌の法要を済ませました。
ホッとしたところで、相続税でお世話になった税理士さんに
「相続税の税務調査は三回忌が終わった頃にやって来る」と
言われた事を思い出しました。
申告書を出した1年から2年後の8月から12月の間位に、来る事が多いそうです。
そして、これが恐ろしい事に
相続税は、税務署がもっとも申告内容の調査に力を入れる税金とされていて、
申告者の10%、約10人に1人の割合で税務調査が実施されるそうです。
(電話や文書などの簡単な調査を含めると20%近い人が何らかの接触があるようです)
そしてその内の80%に追徴税のペナルティが発生しているというから驚きです。
税務署から調査の連絡が来たら、アウトと思った方がいい様な割合です。
ちゃんと税理士にお願いしていても、重箱の隅をつつかれるようです。
どうして税務署が相続税の税務調査に力をいれるのか。
相続税に比べて法人税や所得税の税務調査件数の方が多いんですが
総申告件数に対する税務調査件数の割合(税務調査の実施率)を見ると相続税が圧倒的に高いそうです。
それはなぜか!
相続税は法人税・所得税よりも高額なことと、
申告内容に漏れがあるケースが多いためです。
チマチマ取るより、どか〜んと一発ですかね。
法定相続分に応ずる取得金額 税率 控除額
(基礎控除分を引いた額)
1,000万円以下 10% -
3,000万円以下 15% 50万円
5,000万円以下 20% 200万円
1億円以下 30% 700万円
2億円以下 40% 1,700万円
3億円以下 45% 2,700万円
6億円以下 50% 4,200万円
6億円超 55% 7,200万円
↑
税率の高さにびっくり( ゚д゚)
改めて父の書類や通帳を出してみると、
通帳だけでも13通も有りました。(¯―¯٥)
2、3回利用しただけの口座がたくさん!
残高も殆ど何千円の物ばかり(´ . .̫ . `)
極めつけは2002年FIFAワールドカップ記念通帳!
何じゃこれ!
通帳の表紙にサッカーボールが!
これも、数回の利用で休眠です。
今は、原則1銀行1口座ですが、昔は幾らでも作れました。
引っ越しの度に、近くの支店で通帳を作ってました。
通帳一つ一つの残高証明書を発行して貰い、残高より手数料の方が高かったりしました。
今は、未利用口座に対する手数料なんかも掛かるようになって来てるし
そんな事を考えたら、自分の通帳も整理した方がいいなとか思いました。